1: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/07(日) 22:56:48 ID:9uLlphrE
たどちゃん「しょうがねえな~」
毛利元就「鏡山城城主倉田房信は忠義物の大した武将じゃが、叔父の直信、あれは欲深そうな武将であった」
毛利元就「忠義者と欲深い者…」
毛利元就「たどちゃんよ、倉田軍に噂を流してくれ」
毛利元就「大内軍は厳島の反乱で合力できぬとな、それと直信の側近に何とか会えるよう手はずを整えてくれ」
たどちゃん「おかのした」
数日後
たどちゃん「(元就は)こ↑こ↓」
毛利元就「元就じゃあ」
毛利元就「話はたどちゃんから聞いておろう」
側近「鏡山城を守る房信殿を叔父の手で討てと…」
毛利元就「大内の合力が見込めぬ以上鏡山城は尼子の手に落ちる」
側近「!?」
井上元兼「倉田家がお家断絶になるよりはわれらと取引せぬかということじゃ」
毛利元就「そうすれば戦は早く済み、無駄な血も流れず倉田家も残る」
たどちゃん「(無駄な血が流れるのは)全然気持ちよくないです」
毛利元就「たどちゃんもこう言っておる」
側近「それなりの見返りはありましょうな」
毛利元就「房信の首と引き換えに直信殿には倉田家の所領をそっくり与えよう」
たどちゃん「Foo↑」
毛利元就「それから城平の命もお助けいたしますぞ」
たどちゃん「(太っ腹な条件)やりますねぇ!」
____
__
_
倉田直信「甥の首と引き換えに所領そっくりか、そして大内の本体は来ぬか…」
元信は元就の条件を飲み鏡山城への感動を教えた
元就は毛利前軍を率いて間道を進み鏡山城を陥落させた
2: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/07(日) 22:58:47 ID:9uLlphrE
井上元兼「われら毛利の活躍により、鏡山城の開城の手はず首尾よく整いました」
尼子家臣団「おー。ええやん」
たどちゃん「(毛利の事)褒めてくれよな~頼むよ~」
井上元兼「たどちゃん、そう焦るではない」
井上元兼「直ちに投手房信を切腹させますゆえに、妻子と城兵の命助けてもよろしゅうございますか」
亀井秀綱「左様な条件は前もって殿にお伝えすべきものだ!」
たどちゃん「ファッ!?」
宇山久兼「何も言わずに事を進めたのは、元就殿は手柄を独り占めにせんと思ったのか?」
井上元兼「滅相もないことにござりまする」
3: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/07(日) 22:59:47 ID:9uLlphrE
尼子経久「元就やってくれたのう」
井上元兼「ハッ」
尼子経久「よかろう、助けよう」
井上元兼「ハッ」
たどちゃん「お前のことが好きだったんだよ!」経久に抱き着こうとするたどちゃん
亀井秀綱「こ、この汚物め、殿に対してなんと無礼な!」
宇山久兼「井上殿、これは一体どういうことですかな?」
宇山久兼「もしや、殿を暗殺しようとでもお考えであったのかな?」
井上元兼「そ、そのようなことは決して…」
井上元兼「たどちゃん!無礼な真似はやめろ!」
たどちゃん「クゥーン…」
井上元兼「ご無礼、申し訳ありませぬ。では…」
尼子経久「……」
尼子経久「元就…やってくれたな…」
4: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/07(日) 23:01:47 ID:9uLlphrE
翌日
元就とたどちゃんの活躍によりたった一日で鏡山城は落ちました
たどちゃん「(ほかの武将からの視線が)Foo↑気持ちぃ~」
吉川国経「元就殿、見事な調略の結果にござる」
宍戸元源「真に。わが宍戸家の隣に毛利家があると思うと何やらぞっとしてまいりましたぞ」
毛利元就「殿、首は元就が検分いたします。今生首をご覧になってお体に障って…」
幸松丸「ばかにするでない!」
尼子兵士「倉田房信の首にございます」
尼子経久「うむ」
幸松丸「はぁ…はぁ…」バタンッ
毛利元就「殿?殿、殿、殿!」
たどちゃん「おっ、大丈夫か大丈夫か?」
毛利元就「たどちゃん、殿を急ぎ本陣へお連れしてくれぬか」
たどちゃん「(殿はまだ幼くて体が弱いからね)しょうがないね」
____
__
_
5: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/07(日) 23:03:47 ID:9uLlphrE
尼子本陣
毛利元就「倉田直信殿にござる」
たどちゃん「(妻子と城兵の命)助けてくれよな~頼むよ~」
尼子経久「妻子と城兵の命間違いなく助けよう」
毛利元就「ハッ」
尼子経久「………首を刎ねろ」
毛利元就「……は?」
尼子経久「直信の首を刎ねろ!」
たどちゃん「ファッ!?」
尼子経久「切腹した房信を裏切って、命を助けててほしいだの、所領を安堵してほしいなど大それたことを申すな!」
毛利元就「お待ちくだされ、されば、されば何故経久殿は城明け渡しの条件をのまれました」
毛利元就「城を開けさせた後、言葉をたがえることは大義を捨てたことにござろう!」
たどちゃん「(約束をたがえて)ひどいですね…これはひどい…」
6: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/07(日) 23:05:54 ID:9uLlphrE
尼子経久「わしは直信に何の約束もしておらぬ」
倉田直信「経久殿それはあんまりでござる!」
毛利元就「経久殿、お許しを、何卒お許しを」
毛利元就「敵を味方につけ手厚くもてなし、敵の様子を知ることこそがうまい手ではござろうが…」
毛利元就「首を刎ねたとこで何の得もございますまい!」
毛利元就「経久殿、お願いでござる。経久殿、経久殿…」
尼子経久「……」チャキンッ
たどちゃん「こいつ刀とか抜き出しましたよ、やっぱ好きなんすねえ(挑発して自分に注意を向けようとするたどちゃん)」
倉田直信「お、お許しを、お、お、お許しを、あ、あ、あ、お許しを、あ、あ、あ、ほわぁぁぁ」ブシュッ
たどちゃん「クゥーン」
尼子経久「このような裏切り者、次はわしを裏切る」
7: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/07(日) 23:07:26 ID:9uLlphrE
尼子経久「元就そなたもわしを裏切っておったようだな。大内と繋がっていたゆえ此度の調略が可能だった」
毛利元就「繋がってはおりませぬ!」
尼子経久「ほう、さればいかにして」
毛利元就「たどちゃんの力で鏡山城への間道を調べさせました」
たどちゃん「ま、多少はね?」
尼子経久「わしが元就やってくれたなと言ったのは、よくぞ大内と繋がっていたなという意味だ」
毛利元就「つ、繋がってはおりませぬ!」
たどちゃん「(毛利の事)信じてくれよな~頼むよ~」
尼子経久「…」スッ
たどちゃん「(尼子殿とはいえ殿に刀を向けるとか)頭に来ますよ~」チャキッ
毛利元就「た、たどちゃん、落ち着くのじゃ」
尼子経久「…」シュッ
毛利元就「!?」ピチャ
たどちゃん「ちょっと血かかんよー」
尼子経久「切って捨てる価値もない、直信以下だ」
尼子経久「そこの汚物とともに消え失せよ」
毛利元就「はぁ…はぁ……くっ…」
たどちゃん「(経久)怖スギィ!」
____
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_
8: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/07(日) 23:12:55 ID:9uLlphrE
月山富田城
尼子経久「毛利の殿が今日明日の命のようだ」
尼子経久「元就を当主にしてはならん」
宇山久兼「鏡山城の倉田直信の調略、元就を買っておりますな」
尼子経久「元就は…元就は困る」ニヤニヤ
尼子経久「それにあのたどちゃんという男…」
尼子経久「どんなに警戒していても時間がたてば心を開かせる、そのような雰囲気を持っている」
尼子経久「いずれ…消さねばならんな」
吉田郡山城
たどちゃん「(祝勝祝いの)酒!酒!」
毛利元就114514話「巨人とひよっこと汚物」
9: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/07(日) 23:19:56 ID:9uLlphrE
元ネタは毛利元就14話「巨人とひよっこ」です
10: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/07(日) 23:20:48 ID:ZuQgvvrI
次回、涙とうっちゃりと汚物
11: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/08(月) 00:08:47 ID:m1WQP3dc
尼子経久格好良スギィ!
13: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/08(月) 00:21:36 ID:QwkCfG32
緒形拳の経久クッソカッコイイから見て、どうぞ
14: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/08(月) 00:26:04 ID:m1WQP3dc
経久、義興も良いけど側近組の宇山久兼、亀井秀綱、陶興房も良かった
15: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/08(月) 00:27:48 ID:ybiiGkZg
大内義隆はホモ
16: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/08(月) 00:35:20 ID:W9BVJoMs
陶晴賢もホモ
18: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/08(月) 01:16:32 ID:m1WQP3dc
ああ~
20: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/08(月) 02:37:54 ID:nCL3UDIs
大内、尼子、毛利、宇喜多、黒田を輩出した中国地方
やはりヤバイ
21: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/08(月) 06:42:04 ID:LMvq1Ja2
城攻めに汚物を用いるのはNG
足利尊氏「たどちゃんよ、共に来てくれぬか」
1 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/11(木) 22:41:44 ID:14fXKAlk
たどちゃん「おかのした」
____
__
_
鎌倉
足利直義「おぉ、兄上に右馬助、それにたどちゃんまで」
たどちゃん「(都のお菓子を持ってきたから)食べてくれよな~頼むよ~」
足利直義「これはありがたい、都の菓子でござるか」
足利尊氏「そなたは昔から酒も飲まず、田楽も好まず硬い一方じゃ…」
足利尊氏「口説くのに骨が折れる。のう、たどちゃん」
たどちゃん「(都に)帰って、どうぞ」
足利直義「生憎ではござりまするが、この菓子位では慧源(えげん)は折れませぬ」
足利直義「都へは戻りませぬぞ」
たどちゃん「クゥーン」
足利直義「たどちゃん、すまぬ」
足利尊氏「ふぅ……わかっておる…」
足利直義「では…もう言い争いは無しで…宜しゅうございますな」
足利尊氏「無しじゃ…もうそなたとは争わぬ」
足利直義「ふふ、将軍にそのように言われると…何やら寂しゅうござるなぁ」
2 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/11(木) 22:44:15 ID:14fXKAlk
足利直義「幼いころから争ってまいったんじゃ、わしは兄上に突っかかり、喧嘩を売り何とか負かしてやろうといつも兄上をばかりを見て育ったもんじゃ」
足利直義「わしは、兄上と争って大きゅうなったんじゃ、争わぬと言われると…寂しいものじゃ。」
足利尊氏「はて、さほどに喧嘩をしたかの…」
足利直義「したした、のう右馬助、たどちゃん、朝から晩まで争っていたであろう」
右馬助「左様でござりましたなぁ、いつもどちらに味方をするのだと責められ難儀をいたしました」
足利直義「わしは見見方をしてくれと頼んだ覚えはないぞ」
足利尊氏「わしもないぞ」
足利直義「それにたどちゃんはいつも兄上の味方じゃったなぁ」
たどちゃん「(強いほうにつくのは)乱世の習いだからね、じょうがないね」
足利直義「だからのう、わしは幼いころはたどちゃんが嫌いであったぞ」
たどちゃん「ファッ!?」
足利直義「フフフ、冗談じゃ」
たどちゃん「(ビビらせるとは)やりますねぇ!」
足利尊氏「ハハハ、直義よ、たどちゃんをあまりいじめるでない」
右馬助「しかし、本当にお二人とも強情でございましたなぁ」
足利尊氏「わしが強情なものか、強情なのは直義じゃ」
足利直義「兄上は強情であった、わしの強情とは桁が違った」
3 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/11(木) 22:45:14 ID:14fXKAlk
足利直義「結局、喧嘩をしてもわしが負けるんじゃ」
足利直義「なぜかわからぬうちにわしがワンワン泣き出してのう」
足利直義「それで負けておるんじゃぁ、今も昔も同じじゃ、兄上の強情は一枚上手じゃ」
足利尊氏「それでわしは、いつも父上に叱られるのじゃ」
足利尊氏「兄の癖にまた弟を泣かしたとな…」
足利直義「そうじゃ父上に叱られるのは兄上じゃ。」
足利直義「そしてたどちゃんは兄上が叱られたらいつもわしのほうに味方したんじゃ」
足利尊氏「そうじゃったのう…わしはいつかたどちゃんを成敗してくれようと思っておったぞ」
たどちゃん「(これ以上昔の事を思い出すのは)やめてくれよな~頼むよ~」
足利直義「それでわしは最後は勝ったと思うておりましたのじゃ」
足利尊氏「これじゃ……フッ…ハハハハ」
足利直義「ハハハ」
たどちゃん「(恥ずかしい過去をばらされて)恥ずかしスギィ!」
足利尊氏「……」
足利直義「……」
4 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/11(木) 22:46:18 ID:14fXKAlk
足利直義「兄上…来世では喧嘩をせぬ兄弟に生まれてみとうございますな…」
足利直義「フッ、それも退屈か…」
足利尊氏「直義…」
足利直義「…」スッ
足利直義「……」パクパク
たどちゃん「(お茶も美味しいから)飲んでくれよな~頼むよ~」
足利直義「……」ズズッ
足利尊氏「近頃昔の夢をよう見る、そなたと一緒に新田の庄の祠へ岩神様の正体を見に行った事があろう」
足利尊氏「霊験あらたかな神じゃというのに、祠で覗いた本尊は小さな木切れであった」
たどちゃん「(懐かしすぎて涙が)で、出ますよ」
足利直義「そうでござりましたなぁ」
5 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/11(木) 22:47:42 ID:14fXKAlk
足利尊氏「もそっと美しい物かと思うたが、ただの木切れか、そう思うた」
足利尊氏「だが近頃思うのじゃ、小さな醜い木切れでも、あ、あれは岩神様かもしれぬ」
足利尊氏「美しゅうはないが、あれも神やもしれぬとな…」
足利直義「ヴェーッ!オ…オ…」
たどちゃん「ファッ!?」
足利尊氏「そう思うのじゃ」
足利尊氏「そう思わねば…そう思わねば…」
たどちゃん「(弟が苦しんでるのに普通に話す尊氏を見て)頭に来ますよ~」
右馬助「たどちゃん…将軍の…将軍の心情をなぜわからぬ…」
たどちゃん「(尊氏の心情を理解して)辛いですね…これは辛い…」
足利直義「うおおおおおおおお」バタンッ
たどちゃん「おっ、大丈夫か大丈夫か?」
足利尊氏「直義…直義!」
足利直義「がああ…あ…ああ…」
7 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/11(木) 22:49:13 ID:14fXKAlk
足利尊氏「直義!なぜ…なぜ強情を張ったぁ!」
足利直義「今更…桃井達を見捨てるわけにはまいりませぬ…」
足利直義「かと申してこのままでは足利家を滅ぼしてしまう…」
足利直義「こうするより他ございませぬ!」
足利直義「はぁ…はぁ…」
足利直義「よくぞご決断なされました…これで兄者は…兄上は…兄上は大将軍じゃ…」
足利直義「足利家は…これで安泰じゃ」
足利直義「たどちゃん…将軍を…兄上を…頼む」
たどちゃん「(足利の事は)任してくれよな~頼むよ~」
足利直義「はぁ…はぁ…兄上…兄上…兄上…」
足利尊氏「直義…直義…ただよしいいいいいい!!」
足利尊氏「殺した…殺してしもうた…弟を殺した―ーーっ!!!」
たどちゃん「すっげえ悲しくなってくる、はっきりわかんだね」
足利尊氏「ああ…父上…母上…弟を―ーーっ!おとうとをーーーーー!!!」
たどちゃん「(大量の涙が)で、出ますよ…」
9 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/11(木) 22:53:16 ID:14fXKAlk
終わり
太平記の最終回のほんの10分ほどの話だけど名シーンだから
たどちゃんなしで見てくれよな~頼むよ~
8 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/11(木) 22:51:39 ID:drXB6ylQ
読み入っちゃうよヤバイヤバイ…
11 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/11(木) 22:57:20 ID:bM0cISiw
太平記(大河ドラマ)ってこの辺で終わるのか。
12 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/11(木) 23:01:19 ID:14fXKAlk
このシーンは最終回の中盤ですね
これから最後の10分くらいまではまで尊氏は鎧をつけて戦ってます
13 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/11(木) 23:21:20 ID:14fXKAlk
最初は鎌倉炎上にたどちゃん出そうと思ったけど量がやばそうなのでやめました
16 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/12(金) 00:19:00 ID:kRL5U3LU
太平記の真田広之最高に格好良い
17 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/12(金) 00:24:59 ID:K8x3CkQ6
国のトップがお人好しすぎることがどれだけ迷惑をかけるのかその一例
家柄文句なし、戦争強いしカリスマ性あるし政治力もあるのになぜああなった・・・
18 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/12(金) 00:27:44 ID:OLqZTA5g
>>17
行動が突拍子ないので躁鬱気質だったとか言われることもありますね
19 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/12(金) 00:30:32 ID:kRL5U3LU
確か尊氏が戦が強くて、直義は政治が得意だったんでしたっけ
それと尊氏は贈り物をもらっても周りに分け与えて、直義はそもそも贈り物を受け取らなかったとか
20 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/12(金) 00:36:13 ID:QZXEVqnc
汚れ仕事は全部代わりにやってた印象。
というか、異母弟かとおもったら母親も一緒なのね・・・
22 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/12(金) 01:18:03 ID:kRL5U3LU
格好良い
政宗「今日の膳はたどちゃんが作ってくれたのか」
1: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/13(土) 22:02:07 ID:V3EXKVjE
たどちゃん「(一生懸命作ったから全部)食べてくれよな~頼むよ~」
政宗「うむ。お、これは山鳥か。少々匂うがそれだけおいしいというものじゃ」パクッ
政宗「……」パクパク
政宗「……」
政宗「たど…ちゃん…」
政宗「これが…心づくしの膳でござるか…」
たどちゃん「(全部)食べて、どうぞ」
政宗「ヴェーッ!」
政宗「オ…オ…オェー!」
政宗「綱元…綱元はおらぬか…つなもとーーーーー!」
綱元「殿!」
政宗「腹痛じゃ…」
綱元「腹痛…こ、この匂いは…」
綱元「たどちゃん、まさか殿膳に糞を…」
政宗「綱元、控えよ…」グラッ
たどちゃん「慈悲だからね、しょうがないね」
政宗「さらばでござる!」
この後、政宗は一命をとりとめた
たどちゃんは兄がいる最上領に逃げたが義光に「こんなものは知らん」と言われ
米沢に送り返され処刑された
2: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/13(土) 22:31:53 ID:Ff.n8E6.
男綱元、主君とたどちゃんを巡って喧嘩になり出奔
4: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/13(土) 23:05:39 ID:l2IKEdzE
後藤久美子がいつ出てくるかとハラハラした
5: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/05/14(日) 00:14:09 ID:ku87eCmA
野獣先輩義姫説
足利尊氏「皆の者苦しからず面を上げよ」
1 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/16(火) 22:45:09 ID:vm6aQQ5Q
直義「将軍に置かせられましてはお変りものう」
尊氏「うむ、そなたもの」
直義「ところで将軍、隣におわす3人は一体…」
尊氏「うむ、迫真空手という武術を習っている3人でな、まぁ、護衛といったところじゃ」
尊氏「最近何かと物騒じゃからな、のう…直義」
直義「そうで…ござるな」
たどちゃん「Foo↑」
三浦「腹減ったなぁ」
木村「(いきなりそんなこと言うのは)やめてくれよ…」
尊氏「三浦よ、後で馳走する故、少し我慢をしてくれ」
三浦「ポッチャマ…」
尊氏「はて、この席にわしの許さぬものが来ておる」
直義「は?」
尊氏「わしの命に背き高師直を殺すようにけしかけた者がおる」
尊氏「かかる者同席は許さぬ、頼房追って沙汰を致すまで下がれ」
三浦「当たり前だよなぁ?」
2 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/16(火) 22:45:59 ID:vm6aQQ5Q
直義「将軍、この席に並ぶ者は此度の乱に功のあった者」
直義「許す許さぬはこの直義にお任せくださいませ」
尊氏「直義そなた思い違いをしておらぬか」
直義「は?」
尊氏「戦に功があったか否かは古来征夷大将軍が断を下す物」
尊氏「賞罰の儀、許す許さぬの儀は将軍が決める」
尊氏「そも直義は此度の戦、誰と戦うたのじゃ…誰と戦うたのじゃ!」
たどちゃん「(誰と戦ったのか早く)答えてくれよな~頼むよ~」
直義「くっ、某が戦うたのは高師直でござる…」
尊氏「そなたは高師直の首を取り、それで将軍になるつもりであったのか?」
直義「将軍になろうなどとは…ただ幕府の政は師直に任せてはおけぬと思い、師直を除いて某の手で政を行おうべしと思い剣を取りましてございまする」
尊氏「では将軍はこの尊氏と認めるのか?」
三浦「当たり前だよなぁ?」
直義「そういう事になりまする…」
尊氏「皆もそうか?」
家臣団「ははー」
たどちゃん「Foo↑(論破)気持ちぃ~」
尊氏「では話を元に戻す。此度の賞罰の儀は将軍たるこの尊氏が決める。スレが筋であろう」
尊氏「それでよいな!」
直義「……」
家臣団「……」
尊氏「頼房!」パチンッ
尊氏「わしはそなたを許さぬ…早く下がれ!」
たどちゃん「(早くこの席から)出て行ってくれよな~頼むよ~」
木村「なんで(頼房がまだ)居るる必要なんかあるんですか」
頼房「は…」
尊氏「さて、此度の戦の温床の儀じゃが、第一の功には終始わしに付き従うた42人の…」
尊氏「いや迫真空手の3人も併せて45人を上げたい」
たどちゃん「(嬉しすぎて涙が)出、出ますよ…」
三浦「いいゾ~これ」
尊氏「これらの者の領地を安堵し、しかる後に他の武将の賞罰を決したいと思うがいかがかな」
直義「将軍!それは…余りといえば余りの仰せぞ…」
尊氏「今後そなたが師直に代わって義詮を助け再び政に加わる、それは認めよう」
尊氏「それは認めたうえでの話じゃ」
直義「……」
5 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/16(火) 22:48:04 ID:vm6aQQ5Q
尊氏「最後に、ここには来ておらぬが高師直を切った上杉能憲は断じて許せぬ」
尊氏「能憲は死罪に処すべきと存ずる」
たどちゃん「(さすがに死罪は)ないです」
尊氏「ふむ、しかしたどちゃん、やつは師直を切った咎人ぞ。それでも死罪はないと申すか」
たどちゃん「(これ以上血が流れるのは)辛いですね…これは辛い…」
三浦「当たり前だよなぁ?」
木村「(これ以上血を流すのは)やめてくれよ…」
尊氏「3人がそこまで言うのなら仕方がない、能憲は流罪に処す。これでよかろう」
たどちゃん「(寛大な処置)やりますねぇ!」
直義「兄上…」
尊氏「直義そなたの意見も聞こう、本来わしの命に背き師直と勝手に戦を始めた咎人なれど、わしの弟なれば是非もない」
尊氏「申すが良い」
直義「なにも…ございませぬ」
三浦「(話し合いが終わったから)よし、じゃあブチ込んでやるぜ」
たどちゃん「オッスお願いしま~す」
三浦「木村早くしろ~」
木村「(こんな場で盛りだすとか)やめてくれよ…」
たどちゃん「ホラホラホラホラ」
三浦「ホラ、見ろよ見ろよ」
顕氏「こ、こやつらこのような場で盛り始めおった」
尊氏「……」
直義「……」
尊氏「直義…なぜ彼らがこの場で盛っているのかわかるか?」
直義「…いえ」
尊氏「わしにはわかる、彼らはあのように仲が良い」
尊氏「あれは…わしらに仲直りしてほしいと彼らは言っておるのじゃ」
直義「!?」
尊氏「直義…また手を取り合ってはゆかぬか」
直義「兄上…某は…」
尊氏「直義…もう良いのじゃ…またわしの力になってくれぬか」
直義「兄上…」
尊氏「直義…」
直義「あにうえええええ!」ガシッ
尊氏「ただよしいいいい!」ガシッ
7 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/16(火) 22:50:20 ID:vm6aQQ5Q
MUR「ホラ(兄弟の仲直り)、見ろよ見ろよ」
たどちゃん「(美しい兄弟愛)はっきりわかんだね」
たどちゃん「何だ木村(兄弟が仲直りして)嬉しそうじゃねえかよー」
三浦「嬉しいダルルォ!?」
木村「うん…」
____
__
_
直義「桃井よ、こういう沙汰になったことを理解してくれ」
桃井「わしはこのような沙汰は認めぬ…断じて認めぬぞ…」
こうして足利兄弟が仲直りをし、しばしの平穏が訪れた
しかし桃井の策にかかったたどちゃんが桃井は以下の兵士を
犯してしまい、それが発端となって血で血を洗う足利兄弟の
争いが再び始まった
8 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/16(火) 22:52:15 ID:jGy3zIro
官能の擾乱やめろ
9 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/16(火) 22:53:39 ID:vm6aQQ5Q
ちなみに細川顕氏役はウルトラセブンでおなじみの森次晃嗣さんです
13 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/16(火) 23:15:54 ID:VP5OIFn6
ちなみに三浦一族(史実)は平安末期から鎌倉時代の前半にかけて足利に次ぐ実力者でしたが(単純な強さなら足利以上かも)、それが結果的に滅ぶ要因になりました。(領土拡張したい三浦とこれ以上領土拡張されると鎌倉がやばい幕府側のすれ違い)
ただ甘々な足利は直系とその一家のみの処断(出家したら許す)にとどまり、関係者は大量に再リクルートしたようです。 まぁ強いし有能だし多少はね?
そのため公的に三浦を名乗る人間はいなくても、三浦と呼ばれてる部下や元三浦君がいてもおかしくはなかったりする
14 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/16(火) 23:34:13 ID:vm6aQQ5Q
太平記は後醍醐天皇の後醍醐天皇感が凄かったですね
それと阿野廉子は良い悪女でした
17 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/17(水) 00:27:22 ID:9x1nYZfk
これって48話ですね
次が最終回なのに「果てしなき戦い」というタイトルで次が最終回だと
思えないタイトルだなぁって思ってました
足利高氏「その方らに尋ねる、これより何処へ参るか」
1 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/17(水) 22:33:20 ID:9x1nYZfk
花夜叉「熊野権現の祭りに招かれ、大和を通って熊野へ参りまする」
足利高氏「それは奇妙、此度の戦騒ぎで熊野当たりも祭りどころではあるまい」
花夜叉「左様でございましょうか、かかる不穏な時ほど天下泰平を願うて神事を執り行うべきかと存じまする」
花夜叉「われらはこの世の平安を祈り、舞、歌うばかりでございまする」
足利高氏「ではその舞を披露仕れ、天下泰平の舞を所望仕る」
花夜叉「易きことにございまする、見事舞えばお通しいただけましょうや?」
足利高氏「うむ」
花夜叉「では準備を…」
足利高氏「待て、その者の舞を所望いたす」
花夜叉一座「!?」
足利高氏「そのほうじゃ!」
楠木正成「……」
2 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/17(水) 22:34:30 ID:9x1nYZfk
花夜叉「恐れながらこの者は車を引くものにて舞の儀は…」
足利高氏「舞の儀は?」
花夜叉「未熟にてそうらえばお目汚しになるかと」
足利高氏「かまわん!」
楠木正成「……」スッ
足利高氏「待て!」
足利高氏「お主達、田楽をたしなんでおるのなら真夏の夜の淫夢という演目は知っておろう」
花夜叉「はい、最近できた男同士の恋を描いたものかと」
足利高氏「それの第4章を所望いたす」
足利高氏「相手役は、たどちゃん入って良いぞ」
たどちゃん「オッスお願いしま~す」
花夜叉「ま、まさかこの方は…」
足利高氏「うむ、鼓汚塗一座で真夏の夜の淫夢の作った、たどちゃんじゃ」
花夜叉「まさか、本人様を見れるとは」
たどちゃん「(みんなから注目されて)勃ってきちゃったよ…」
足利高氏「では、車引き殿、たどちゃんと共に舞ってもらおう」
楠木正成「は…」
たどちゃん「緊張しないでくれよな~頼むよ~」
足利高氏「……」
足利高氏「待て!やはり相手役はわしがやろう」
楠木正成「!?」
高師直「殿、殿がやるのであればこの師直が代わりに…」
足利高氏「わしがやるのじゃ!」
足利高氏「たどちゃんすまんの」
たどちゃん「しょうがねえなぁ」
3 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/17(水) 22:35:37 ID:9x1nYZfk
足利高氏「では車引き殿、始めるといたそう」
楠木正成「ははー」
楠木正成「……」
楠木正成「ん~。いい時には結構いくね、結構ねぇ」
楠木正成「そうだねぇ」
楠木正成「結構楽だったよね」
楠木正成「こ↑こ↓」
足利高氏「はぇ~、すっごい大きい…」
楠木正成「入って、どうぞ」
足利高氏「おじゃましまーす」
楠木正成「†悔い改めて†」
足利高氏「あっ…」
足利高氏「本当に大きいっすね~…」
____
__
_
楠木正成「アアッー!ハァハァ、イキすぎィ!イクゥ、イクイクゥ…」
楠木正成「アッ…ンアッー!」
楠木正成「アッー…、アッーアッ…アッー…」
楠木正成「ウン、ウン、ウン、ウン、フン、ウン、ウン、ウン、ウンッ!ウンッ!ウンッ!ンッ!…」
足利高氏「イキそ…センパ(イ)」
楠木正成「いいよ、来いよ!胸にかけて!胸に!」
楠木正成「アッー、胸にかけて、アッー!…ファッ!?」
足利高氏「ウーン…」
~二人は幸せな口吸いをして終了~
4 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/17(水) 22:36:29 ID:9x1nYZfk
足利高氏「はぁ…はぁ…」
あどちゃん「(演技がうますぎて間道の涙が)出、出ますよ」
足利高氏「お見事!」
足利高氏「車を引くものにしてかかる上手さよ、一座の舞の見事たること疑いなしじゃ」
足利高氏「この一座は放免すべしと存ずる」
北条家臣「足利殿!さりながら…」
足利高氏「この足利尊氏、人を見る目にいささかの自負がござる
足利高氏「師直」
高師直「はっ」
高師直「花夜叉一座は御通りそうらえ」
花夜叉一座「ははー」
足利高氏「貴殿が万に一つ楠木兵衛ならお尋ねしたきことがあった」
足利高氏「戦上手といわれたお方が何故勝ち目のない戦に立たれたのかと…埒もないことを…」
____
__
_
5 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/17(水) 22:37:08 ID:9x1nYZfk
高師直「もしあの者が舞を舞えなかったらどうなさるおつもりでしたか」
足利高氏「舞ならわしも一つ位舞えるぞ」
高師直「おお、なるほど、おお…」
足利高氏「たどちゃんよ、今宵は宴じゃからの、舞の準備を頼むぞ」
たどちゃん「任せてくれよな~頼むよ~」
足利兵「殿、このような文が」
足利高氏「うむ」バサッ
楠木正成「お尋ねにお答え申し候」
楠木正成「戦は大事な物のために戦うものと存じおり候」
楠木正成「大事な物のために死するは負けとは申さぬと心得おり候」
楠木正成「それ故、勝ち目負け目の見境なく、ただ一心不乱に戦を致すのみでござ候」
楠木正成「どうかお笑いされたく候」
楠木正成「4章を舞うのは生きてきた中で一番すさまじき体験にて候」
楠木正成「車引き」
こうして楠木正成は逃亡した
しかし楠軍の敗北は各地の反乱軍に衝撃を与えた
正成に呼応して武器を取った者たちが次々に武器を捨て敗れ去った
6 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/17(水) 22:40:00 ID:3h1JHpqs
大楠公に何させてんだよ
7 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/17(水) 22:43:25 ID:77YHApSg
まぁこいつら基本バイだしへーきへーき
8 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/18(木) 00:07:01 ID:BLr6QsMI
真田広之と武田鉄矢かぁ
9 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/05/18(木) 01:15:10 ID:hbIO31X2
>あどちゃん「(演技がうますぎて間道の涙が)出、出ますよ」
アクリル板にお絵かきしそう
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20196/1494165408/
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http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20196/1495028000/
久々の歴史たどちゃんですね
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