808: 名無しさん@おーぷん 2018/12/01(土)22:28:03 ID:yh9
伯母が狂ってたこと。

今年の4月に仕事の関係で伯母一家が近所に越してきた。
元々県内をぐるぐる異動する転勤族だったから、
「引っ越し先が実家の近くだと慣れてて安心よね」
って笑ってたんだよね。
そしたら従妹が家出したの。
我が家に。
伯母一家のアパートとは自転車で5分の距離だったし、部屋数のある日本家屋だから避難してくるにはもってこいたったんだろうと思う。

自転車に荷物を積めるだけ積んで
「ここに住ませて下さい」
と頼み込んできた従妹。
のんきに炬燵でお茶飲んでたから、祖母も私もビックリしたわ。
何事かと思いつつ、従妹を迎え入れた。

泣いてるし怯えてるし一目で異常とわかる従妹、
それを追って伯母が上がり込んできた。
伯母は
「卑怯よ!」
とか
「逃げるのか!」
とか、もう絶叫してるの。
成人の私が怖かったくらいだから、高校生の従妹なんか声も出なかったっぽい。
祖母が従妹を洋間に避難させて、私が伯母を抑えた。

伯母を炬燵に押し込んで何があったのか問いつつ、目がおかしな伯母が従妹のところに行こうとするのをガード。
そわそわキョロキョロしながら鼻息荒く立ち上がろうとする中年の女性を抑えるの大変だった。
「友達の家とかに行かれるよりはウチに留まってくれた方が安心でしょ?」
的なことを言ったらボソッと言うのよ、
「あの子に友達なんかいない、作らせなかったんだから」
って。
伯母にドン引きよ。




そこからは堰を切ったように喋る喋る。
一通り話したら落ち着いたのか、伯母がおとなしくなった。
それを見計らって戻ってきた祖母が、従妹を
「一晩うちに泊めるから」
と伯母を説得。
従妹のいる洋間に向かって
「たいした気しやがって!好き勝手が通ると思うなよ!」
と絶叫する伯母を玄関から押し出した私をほめて欲しい。
長い人生、目上を羽交い締めにする日が来るとは思わなんだ。

従妹が持ってきた荷物を入れようと外に出たら、従妹の自転車が倒れていた。
自転車の籠があからさまに蹴られて凹んだ状態になっていて恐怖を覚えたよね。
私が荷物を積んでいる間に祖母が伯父に連絡。
祖母が何をどう言ったのか分からないけど、従妹は卒業までうちにいることになった。

高校生になっても川の字で寝るのを強要。
トイレひとつにも「行ってきます」と許可をえなければいけない生活。
髪を結うだけでも
「色気付きやがって」
と睨まれたり
「男に色目を使いたい年頃だもんなあ」
とニヤニヤされる日々。
小遣いなどなく整理用品も買えないのでバイト、その給料も
「女が金持ってるとろくなことないから」
と大半を取り上げられ、反抗すると
「子供が金なんかもって何か悪いことをしようとしてるんだろう」
と会話にもならない。
「大学にいきたければ金は自分で出せ、奨学金の保証人にもならない」
と言われたため高卒で就職が決定している。
そのくせ従妹の兄は何浪しようが夜遊びしようが何のおとがめもなし。

そりゃ家出もするよね。
従妹にとっては徒歩県内に頼れる祖母の家があるというのは救いだった。

809: 名無しさん@おーぷん 2018/12/01(土)22:46:58 ID:yh9
電話で祖母と伯母が話したらしいんだけど、本当に話が通じなかったみたい。

祖母「あなた自分は従妹ちゃんと同じくらいの頃自由奔放に遊び回ってたじゃない」
伯母「あの頃は楽しかったわー、トラックの荷台で仲良しグループと打ち上げ花火見たのは今でも覚えてる」
祖母「自分は楽しい思い出いっぱい作っといて我が子はダメって何なの」
伯母「あの子は若いんだから未来があるの、今はできなくても将来やりたいことしたらいいのよ」
祖母「学生の時なんか今しかないでしょ」
伯母「高校生の頃付き合ってた人はかっこよかったなー」
祖母「だからー」
みたいな感じだったとか。
会話が成立しなくて怖かったらしい。
伯父は伯父で
「自分は激務で家のこと無理なんで任せられるなら任せたい、費用は計算して申請してくれたら振り込む」
みたいな勢い。
明日、伯母がパートに出てる間に従妹の荷物を取りに行く予定。

自分が子供の頃から何か様子のおかしい一家だなとは思ってたけどここまでとは。
盆と正月に数時間しか会わないから全く気付かなかった。
冒頭で伯母が狂ってたと書いたけど、伯父も十分おかしいな。
ネットで見るような一大事を目の当たりにしたのが衝撃。



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