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【20%還元】 退魔士サヤ




【20%還元】 夏の終わりの告白~幼馴染、園城雫の場合~
【20%還元】 夏の終わりの告白~幼馴染、園城雫の場合~




1: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/29(金) 14:04:22 ID:6iDwVkTc

耕介「……ぐー」

慕「おじさん寝ちゃってる……お昼食べて眠くなっちゃったのかな」

慕「……」ファサッ

………………

耕介「んー…………うぉ、寝ちまってたか……ん?」

慕「すー……すー……」

耕介「なんで隣に慕が……? そうか、寝てたからブランケットかけてくれたのか。で、そのまま寝ちゃったんだな」ナデナデ

慕「んぅ……あ、叔父さん。起きたんだ」

耕介「おう。これ、ありがとな」

慕「うん。……ね、叔父さん」

耕介「ん?」

慕「もう少しだけ、一緒に寝てほしいな」

耕介「はは、いいぞー! 高校生になっても慕は甘えん坊だなぁ」ワシワシ


良い……尊い……




2: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/29(金) 14:06:09 ID:kQNphNV6

尊い(確信)









4: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/29(金) 14:16:09 ID:6iDwVkTc

耕介「くそぅ、休みとはいえいつも以上に混んでるな」

慕「ホールでイベントがあってたから、そのせいじゃないかな?」

耕介「イベント! 盲点だった……」ドンッ

耕介「おわっと、すんません」

男「ああいえ、こちらこそ! 一樹、はぐれんようお父さんと手を繋いでおこうな」

子「うん!」

耕介「!!」ピコ-ン!

慕「叔父さん大丈夫?」

耕介「おうよ。それより慕、人混みに流されないようにこうしておこう」ギュッ

慕「!! ……うんっ」

耕介「? どうしたんだ、急に嬉しそうな……あっ、さてはあの店のクレープに目をつけたな? よっし、行くぞー!」


ああ……神々しい……


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7: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/29(金) 14:34:50 ID:6iDwVkTc

耕介(もうすぐ慕の誕生日だな。今年はどうするか……)

耕介(とりあえずとびきり美味いレストランだろ? 肝心のプレゼント……プレゼント……)

慕「叔父さん?」

耕介(慕は何を欲しいと思うんだ? 時計……いや、違うよなぁ。やっぱり――)

慕「叔父さん」

耕介「悪い、プレゼントだけがどうしても決まらな……あっ」

慕「…………なんかごめんね?」

耕介「うわああああああ! いつからそこにいたんだ慕っ」

慕「ついさっき。その……ご飯できたから呼びに来たんだけど……」

耕介「そ、そうか……ありがとう。それはそれとして、今のは聞かなかった事に……」

慕「あのね、叔父さん」

耕介「うん?」

慕「わたし…………叔父さんが、欲しい、な」


なんて素晴らしいの……




9: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/29(金) 15:02:03 ID:6iDwVkTc

耕介「んーむむむ……」

慕「叔父さん、なに見てるの?」

耕介「これか? 家具のカタログだ。このリクライニングチェアがいいと思わないか?」

慕「脚がないタイプなんだ? 座り心地よさそうだね」ストンッ

耕介「だろ? んんー、どうしよっかなぁ……」

慕「買うのは一個だよね」

耕介「いやいや、慕も使えるように、買うなら二つ揃えるぞ!」

慕「わたしは大丈夫。だってほら」

耕介「?」

慕「こうして叔父さんに背中を預けられるし」

耕介「……しかもリクライニング付きだぞー」ドサッ

慕「わっ……後ろに倒れるならもうちょっとゆっくりして欲しかったかなぁ」

耕介「悪い悪い」ナデナデ

慕「……♪」スリスリ



はぁ……なんて幸せな光景なの




10: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/29(金) 15:12:46 ID:UxXV50aI

これ半分付き合ってるだろ


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11: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/29(金) 15:46:51 ID:6iDwVkTc

慕「叔父さん、お風呂あがったよ」

耕介「おう。じゃあ俺も入ろ……!?」

慕「? どうしたの?」

耕介「い、いや! なんでもないぞ? オレも風呂入ってくるから!」ソソクサ

耕介(ふぅ……慕も高校生なんだから、もうちょっと気を付けてもらわないとなぁ)

耕介(けど、パジャマのボタンが空いてて云々なんて……なんか上手い伝え方はないものか)

耕介(それにしても……ええい、なんなんだこの感じは!)ドキドキ

慕(変な叔父さん……どうしたんだろ)

慕「……あっ」

慕(なんかすーすーすると思ったら、ボタンしっかり止まってない……あれ?)

慕(もしかして、叔父さんに見え――)カァァ

慕「叔父さん!」ドンドンドン!

耕介「うわぁなんだ!? 風呂場に忘れ物か!?」

慕「さっき!! …………ゆ、湯加減どうかな?」

耕介「(さっき?)お、おう。ちょうどいいぞ!」

慕「そっか、ならよかった。ゆっくりね」パタパタパタ……

耕介「??」



駄目だ……直視できない




12: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/29(金) 15:48:52 ID:o5bKn8LI

神々しいな


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19: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/29(金) 16:11:16 ID:6iDwVkTc

耕介「学校の話を最近聞いてないけど、どうなんだ?」

慕「んっと……普通、かな。特別変わったことはないよ?」

耕介「そっか。……高校生の頃は遊びまくったなぁ」

慕「その言い方だと、叔父さんじゃなくて『おじさん』だね」

耕介「うぐ、まだ若い若い!」

慕「ふふ、わかってるよ」

慕「………………」

耕介「どうかしたか?」

慕「叔父さん、彼女いたの?」

耕介「居なかった! ……居なかった」ガクッ

慕「ふーん……」

耕介「慕こそ、気になる奴がいたりしないのか?」

慕「いるよ」

耕介「なに?! 初耳だぞ! ど、どんな感じなんだ?」

慕「えっ、と……かっこいい」

耕介「かっこいい」フム

慕「頼りがいがある」

耕介「頼りがいがある」フムフム

慕「毎日いっぱい話してる」

耕介「毎日いっぱい……そう、そうか。慕にも好きな人がなぁ」

慕「……たぶん、これからもずっと一緒だと思う」

耕介「え? ごめん、なんだって?」

慕「うぅん。なんでもない、よ♪」




20: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/29(金) 16:16:45 ID:xmCnZ8qQ

これは…いいものだ…(恍惚)


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22: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/29(金) 16:32:48 ID:6iDwVkTc

耕介(珍しいな。慕が音楽を聞くなんて)トントン

慕「どうしたの?」

耕介「いや、慕がイヤホンしてるのが新鮮でな。なに聞いてるんだ?」

慕「ヴァホンっていう流行りのバンドなんだって。叔父さんも聞いてみる?」

耕介「おっ、サンキュー。どれどれ……」ヨイショ

慕「……………………」

耕介「……なかなか……うん……」シャカシャカ♪

慕(なんだかこうしてイヤホンを片方ずつシェアしてるのって……)

耕介「うん、いい曲だったな!」

慕「ね、叔父さん。他にもあるから聞いてみない?」

耕介「邪魔じゃないか?」

慕「大丈夫。ほら、座って座って」クイッ



なんだ……ただの幸福空間か




24: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/29(金) 17:21:38 ID:yZxLccOo

続きをくれよ>>1さん!! 頼むから俺に続きをくれよォ!!


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33: (>>1じゃ)ないです :2016/07/30(土) 01:47:57 ID:K3dkl97k

高校生慕「結構髪、のびてきたよね…」

慕(ロングヘアーにしてるんだけど…)

慕(……おじさん、どう思っててくれてるのかな?)

慕(大人っぽくなった、とか…綺麗になった、とか思っててくれたりして……えへへ)

慕(そっ、それにっ)

慕(えっと…その……おっ)

慕(おっぱいも…おっきくなってきてるけど…)

慕(……おじさん、どう思っててくれてるのかな?)


35: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/30(土) 03:33:54 ID:pG77tNUc

耕介「……そうですか。いえ、引き続きお願いします」ピッ

耕介「はぁ……」

耕介(もう慕も高校生だ……高校生になっちまった。どこにいるんだよ姉貴は……)

耕介「………………くそっ」ドンッ

ガタッ

耕介「っ!? し、慕……?」

慕「……ごめんなさい。急に目が覚めたから水飲もうと思って……その……」

耕介「そ、そっか! 注ぐぞ、どれくらいが――」

慕「叔父さん」ギュッ

耕介「は、はは。どうしたんだよ慕。これじゃ水入れらんないぞ?」

慕「わたし、大丈夫だから」

耕介「…………」

慕「叔父さんが居てくれるから、大丈夫」

耕介「……っ…………!!」

慕「一生、離さないんだよね」

耕介「ああ……ああ! 当たり前だ、一生離さねぇ!」ボロボロ

慕「うん。だから大丈夫だよ、叔父さん」



悲しいけど、避けては通れぬ道……




36: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/30(土) 03:52:50 ID:pG77tNUc

慕「あっ、ケーキだ」

耕介「美味しそうだったから買ってきちまった。慕の分もあるぞ」

慕「レアチーズかタルトか……うーん……」

耕介「ちなみに、レアチーズケーキがオススメだって店の人は言ってた」

慕「じゃあレアチーズケーキかな」

耕介「おうっ。オレはタルトを……」

慕「はい、叔父さん」

耕介「えっ?」

慕「あーん」

耕介「あーん……もぐもぐ……! うめぇ!」

慕「もぐもぐ……うん、美味しいね」

耕介「よし、オレのもやる! ほらっ」ア-ン

慕「…………」

耕介「あ、あれ? タルトはいらなかったか?」

慕「う、うぅん! ちょうだい、叔父さん」

耕介「おうよ」ア-ン

慕「あ、ん…………もぐ……」

耕介「どうだ?」

慕「…………すごく甘い、かな」



ほろ苦さは広がる甘さに浸透してこそエッセンスとなる
つまり、一滴の悲哀も並々と広がる幸福あってこそ……幸あれ


耕介「おっ、それもしかして新しい服か?」

慕「うん。夏が近いから衣替えついでにね」

耕介「ワンピース、みたいな感じだな。めちゃくちゃ似合ってるぞ!」

慕「ホントに? 嬉しいな……」

耕介(!!)バッ

慕「? 叔父さん?」

耕介「い、いや、なんでもない……」

慕「でも、急にあっち向いたりして……」

耕介「蚊、蚊がいたような気がしたんだ! 気のせいだった!」

慕「そ、そうなんだ」

耕介(ちょっと……ちょっと胸元に余裕があり過ぎるぞ……! 屈んだせいで慕の――いかんいかん、冷静になれオレ!!)

慕「??」



娘のような存在の成長を喜ぶ反面、垣間見得る『女性』に惑わされる……




39: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/30(土) 04:20:10 ID:pG77tNUc

慕「鍋……上の棚かな」ガサガサ

耕介「慕、大丈夫かー?」

慕「大丈夫だよ。取れ――」グアッ

耕介「! あぶねぇ!!」サッ

ガッシャ-ン!! グワングワンワンワンワン……

慕「お、おじさ……」

耕介「大丈夫か!? 落ちてきた鍋にあたらなかったか!? 痛いところないか!?」

慕「う、うん。叔父さんが助けてくれたから……」

耕介「そうか……あー、びっくりした。すまん、もっと取りやすい場所に置いておけばよかったな」

慕「待って叔父さん。腕に鍋当たってたでしょ?」

耕介「こんなもんへっちゃらだ。それよりお前に怪我がなくてよかった」ギュッ

慕「あ…………うん」

慕(そっか、叔父さんだって男の人、だもんね……腕、大きいなぁ)

慕(……あれ? 今のわたし、叔父さんに抱きしめられて――)

耕介「よし、ともかく片付けるか」

慕「ま、待って叔父さん!」

耕介「どうした!? やっぱりどっか打ってたか!?」

慕「ちが、えっと、その……こ、腰が抜けちゃって!」



しかし、それは彼を慕う彼女も例外ではない。彼から時折姿を強調する『男性』に、途端に思考は絡まる……









40: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/30(土) 04:37:01 ID:pG77tNUc

『お父さん……お母さん……』

『シンジ、お前は私たちの大切な息子だ……!』

『シンジ……!』

『あ、あ……うぅ……うああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

デッデン デデン デッデン デデッ
デッデン デデン デッデン デデッ
パ-パ-パ パ-パ-パ パ-パ-パパ-

耕介「ぐすっ……いい話だったなぁ!」

慕「うん」グスッ

耕介「まさに親子の絆の勝利……あっ」

慕「?」

耕介「もうこんな時間か。慕、そろそろ寝よう」

慕「わ、もう日を跨いじゃうね」

耕介「とりあえずこっちの部屋は電気落として、と」

慕「…………叔父さん」

耕介「ん?」

慕「今日……一緒に寝ても、いい?」

耕介(家族愛をテーマにしたドラマだったからな……少し甘えたくなったんだな!)

耕介「いいぞ!」

慕「ありがとう、叔父さん」

…………

慕「ね、叔父さん」

耕介「眠れないか?」

慕「違うよ。わたしね、今こうして普通に生活して、普通に学校に行って、普通に麻雀ができて、嬉しいって思う」

耕介「……うん」

慕「だからね……ありがとう、叔父さん」ギュッ

耕介「ん」ポンポン

慕(ああ……暖かい、なぁ)



至上のひととき。至福の空間
至高の想いは乙女の胸の中に……


耕介(耳が痒い……)ポリポリ

慕「……」ジィッ

耕介「慕? どうしたんだ?」

慕「……叔父さん、こっちこっち」ポンポン

耕介「へ?」

慕「いいから」

耕介「お、おう?」

慕「じっとしててね……よい、しょ」スッ

慕「……やっぱり、しばらく耳掻きしてなかったんだね」コリコリ

耕介「そういえば……通りで少し変だなーって。あ、お、おぉー……」

慕「ふふ、変な声」コリッ

耕介「いやぁ、自分でするのとしてもらうのとじゃ全然違うわ!」

慕「頑張っていっぱい取るからね」コリコリ

耕介「終わったら慕のもしてやろうか、なーんてな」

慕「えっ」ズボッ

耕介「あふぇあぁっ!!」

慕「あっ! ご、ごめん。大丈夫……?」



あの人の膝枕。予想通りに硬くって、笑ってしまうのも仕方がない



【20%OFF】耳かきカノジョの詰め合わせ









42: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/30(土) 04:57:25 ID:pG77tNUc

耕介「……髪、伸びたなぁ」

慕「うん。ずっと伸ばしてるから。叔父さんは長いの嫌?」

耕介「そんなことない! 似合ってるよ、慕」

慕「ほんと? ふふ……」サラサラ

耕介「綺麗だよなぁ……」

慕「……触ってみる?」

耕介「えっ、いいのか?」

慕「うん。遠慮しないで」

耕介「じゃあ、お言葉に甘えて……」スッ

耕介「…………」サラ……

慕「んっ……」

耕介「柔らかいようで滑らかというか……うん、うん……」スッスッ

耕介「…………」ピタッ

慕「?」

耕介「……ドライヤー、時間かからないか?」

慕「ぷっ……叔父さんよりはかかるかなぁ」



触れたのは髪だけか、それとも心もか……


慕「なんとなく食材買いに来たけど、晩ご飯決まらないね……」

耕介「だな……あっ、カレーにしようカレー!」

慕「いきなり決まっちゃった」

耕介「だってほらこれ! 三段熟カレーだってよ!」

慕「じゃあそれと、じゃがいも、人参……」

男「今日はなに作るんだ?」

女「内緒♪ あ、アナタ、そこの鯖取って!」

男「はいほい」

耕介「野菜はあっちだな。……慕?」

慕「……あ、なに? ぼーっとしてて……」

耕介「野菜ならあっちのコーナーだぞって」

慕「そっか、そうだよね、ね♪」

耕介「? ……??」



あなたと一緒ならただそれだけで
些細なことも、日常も……それだけで




44: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/30(土) 05:17:18 ID:pG77tNUc

耕介「んんー……」

慕「叔父さん? さっきからなに唸ってるの?」

耕介「いやぁ少しな。大したことじゃない」

慕「ふーん……」

耕介「うーん……んん……」

慕「叔父さん、はいこれ」

耕介「おっ、コーヒーだ。わりぃ、気を遣わせちゃったな……」ズズッ

耕介「あまっ」

慕「糖分は脳にいいんだよ?」

耕介「おう、ありがとな! ちなみに何杯分ほど?」

慕「叔父さんが唸ってた数だけ」ニコッ

耕介(道理でめちゃくちゃ甘いと思った……)



愛情も笑顔の数だけ




45: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/30(土) 05:27:27 ID:pG77tNUc

耕介「これが名物のバベルパフェ……」ゴクリ

慕「想像以上に大きかったね……」ゴクリ

耕介「まぁ頑張れば食える! 慕は無理すんなよ!」パクパク

慕「女の子は甘いのたくさん食べられるから」パクパク

耕介「なんの、負けないぞ!」

慕「……勝負してたんだっけ?」

耕介「うん……なんかこう、意地を張ってしまった」

慕「あっ、叔父さん」ヒョイッ

耕介「え?」

慕「ここに、クリームついてたよ」ペロッ

耕介「っ……!」

慕「あれ、叔父さんもうギブアップ?」

耕介「い、いや! まだいけるいける!」バクバク



無邪気な色気、無意識な奥の手
何故だかシーソーのようにあっちにこっちに……




48: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/07/30(土) 10:04:50 ID:4nq5/a4A

俺の心の傷がどんどん癒されていきますよ!









52: (>>1じゃ)ないです :2016/07/31(日) 15:45:28 ID:o6xOd1DM

慕「おじさん、お風呂上がったよ」

耕介「おー」カタカタカタ…

耕介「…今いい感じだから、キリのいいとこまでいったら俺も入るよ」カタカタカタ…

慕「うん、わかった」

耕介「それじゃ、あとはやっておくよ。明日も学校、朝早いだろ?」カタカタカタ…

慕「う、うん…」

耕介「じゃあ、おやすみ。慕」

慕「……」

耕介「……」カタカタカタカタ…

慕「」ススッ

耕介「…!」カタカタカ…

慕「…」グッ グッ

耕介「……慕?」

慕「…肩、こってるね、おじさん」グッ グッ

耕介「あ、ああ…」

慕「…」グッ グッ

耕介「うッ……ふ…ッ…あ…ッ…」

慕「ホントに、肩こってるね、おじさん…」グッ
グッ

耕介「んっ、あ、ああ…そーみたい、だな…」

慕「…」グッ グッ

耕介「あーーー…はは、こんなんじゃ、オッサンって言われてもしょうがないよな」

慕「?おじさんはまだまだ若いと思うよ?」グッ グッ

耕介「そうか?」

慕「うん、そうそう」グッ グッ

耕介「そっか…」

耕介「……」

慕「……」グッ グッ

耕介「……なぁ、慕」

慕「…なに?」グッ グッ

耕介「いつも、ありがとな」

慕「……」グッ…

慕「…わたしも」…スッ

慕「いつも、ありがとう。おじさんっ」ギュッ


耕介(ふぅ…ちょっと遅くなったな。慕ももう高校から帰ってきてる頃か…?)

耕介(…あ、電気ついてる。…帰ってるみたいだな)

耕介「ただいまー」ガラッ

耕介(…っと、靴紐ほどけてるな)スッ…ギュッギュッ

慕「あ、おじさんおかえりー」トタトタトタ

耕介「ああ、ただいーーー」スッ

トタタタ…


ケッ

慕「っ!」

耕介「!!」

耕介(っ!!…慕、すべっ…!!)

耕介「あぶっ…!!」

慕「…!!」

ンムッ

耕介(……。)

慕(……。)

耕介(え…?あ…?)

慕(ん……え…?)


( ( …………。 ) )


( (くちびる、やわらーーー) )


「「ーーーっ!!!」」


バッ!


耕介「わっ、悪いっ!」

慕「……っ!!!」

耕介(い、今、何が……え…?)

耕介(し、慕が、えっ、と、こ、けて…)

耕介(くちびーーー)

耕介(……っ!!)

おそる…おそる…

耕介「…」チラッ

慕「……」

耕介「…し」

耕介「慕…?」

慕「……っ」

慕「~~~~っ!!!!」

ダッ!

耕介「!!」

耕介(い、居間に引っ込んでった…!)

耕介「……」

耕介(……やべぇ)

耕介(今からどんな顔して、居間に行けばいいんだ…!?)









56: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/08/02(火) 15:07:35 ID:q9SapiMo

慕ちゃんが家事全般担当ということは
洗濯の時に叔父さんの肌着を盗むことくらいたやすいということ
あとで「穴があいてたから捨てといたよ」とでも説明すればセーフ

(そんなかんじの短編)よろしく。




57: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/08/02(火) 15:33:01 ID:yJm5w4gE

耕介「あれ? 船のワンポイントがついてた黒いシャツが無いぞ……」ガサゴソ

慕「叔父さん、どうしたの?」ヒョコッ

耕介「ああいや、いつもの黒いシャツが無くてな……知らないか?」

慕「あっ……ごめん、腋の所が破けてたから捨てちゃった……」

耕介「破れてたか! じゃあ仕方ない仕方ない」

慕「ちゃんと捨てる時に声掛けておけばよかったね……」シュン……

耕介「着心地がよかったから惜しいけど、あれも長かったからなぁ。気にすんな!」ワシワシ

慕(………………)

………………

耕介「おやすみ、慕」ガチャッ

慕「うん。おやすみなさい、叔父さん」

慕(…………)ガサッ

慕「…………」スンスン

慕(……叔父さんのシャツ……本当は破れてなんかなかったけど……)

慕(叔父さんがこの事知ったら怒られちゃうのかな)

慕(ごめんね、叔父さん。でも……)ギュッ

慕(高校生だから、もう毎日一緒に寝てたら変、だもんね)

慕(…………叔父さんの匂い)スン……

慕(……安心する、けど、やっぱり寂しい、な……)



切なさ悟る恋心。淡き夢見し乙女の苦悩
いっそ貴方以外の全てを捨てたい




62: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/08/03(水) 00:07:22 ID:HjOohdc2

学校から帰る途中で買い物帰りの叔父さんを見つけた

声を掛け、二人で夕日に向かって歩く

もう小さい頃みたいに手を繋いだりはしないけれど

後ろに伸びる私の影法師が手を繋げるように

少しだけ叔父さんよりも遅れて歩く

いつかまた手を繋いで歩けるようになるといいな




64: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/08/03(水) 11:51:12 ID:HjOohdc2

ある年のバレンタインからホワイトチョコで真っ白にコーティングしたチョコを作るようになった

初めて作ったときに『叔父さん大好き!』と表面に書いたらなんだか恥ずかしくなってしまって

結局ホワイトチョコで全部塗りつぶしてしまって以来ずっと同じチョコを渡している

そのときも、そして今も、叔父さんは全然気づいていないし毎年同じチョコだと思っているけれど、一つだけ変わったことがある

塗りつぶす言葉が今はこうなった

『貴方が好きです』




65: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/08/03(水) 15:33:28 ID:Q6kNQhaI

心が浄化される…




67: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/01/20(金) 00:04:53 ID:UTRA90mY

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68: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/01/21(土) 13:20:20 ID:xZ1R7dVk

アナスイくんの迫真のサルベージが光る!




69: 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/01/21(土) 14:56:28 ID:4NsZIIXg

アナスイくんはシノリチャ派だった…?


sinorichachara02_01




【20%還元】 宅配便の誤配達で隣家のママさんが注文したバイブがウチに届いたのでソレを手土産に凸ってみた☆






https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20196/1469768662/







少し遅くなりましたが、誕生日おめでとうございます






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【50%OFF】ど田舎の夏休みは発情した姪と汗ダク交尾するくらいしかヤルことがねぇ