851: おさかなくわえた名無しさん 2005/01/14 22:09:01 ID:/5Rdu3mj
明日センターってことで一つ 


当時俺は高3でモロ大学受験シーズンだった。 
父親はそんなおれに向かって『落ちろー落ちろー、うちにそんな金はないぞー(・∀・)ニヤニヤ』的な冗談を毎日のように言ってた。 
当然、おれには冗談と受け取れないし、切羽詰まってたし、毎日のように聞かされてたしキレた。『うざい、馬鹿にすることしかできないのか?死ね』ってな感じで。。。 

それから父親とは疎遠になった 

ある日、勉強してたら母親が急に部屋に入ってきた。 
『父親が倒れた。』 

それを聞いて家族みんなで病院に行った

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852: おさかなくわえた名無しさん 2005/01/14 22:10:38 ID:/5Rdu3mj
癌だった。 

頭の中が真っ白になり何が何だかわからなくなっていたが、そう長くはないということだけはわかった。 
ちょっと前まで俺をからかってじゃん。と思った。 
それから少し時間が経って最後の面会。父親は痩せ細った手で俺の手を握り『あのときは悪かった。きっと罰があたったんだな。。ずっとお前とのことを気にしてた。すまん。』だってさ。 
馬鹿野郎、おれのことなんか気になんかすんな。自分の心配してろよ。 
俺は泣いた。馬鹿みたいに泣いた。

853: おさかなくわえた名無しさん 2005/01/14 22:11:20 ID:/5Rdu3mj
センター一ヵ月くらい前に父親は死んだよ。ちゃっかりおれの進学費とか貯めてんの。 
自分って馬鹿だなぁって思った。息子の心配しない親なんていないんだよ、やっぱ。 
そんなのがいたらそれは親じゃない。 

ぶっちゃけ親の志望校はどうあがいても点数が足りなかったし、父親が貯めてた額は私立いくには少なかった。 

ただ、必死に勉強して必死にセンター受けたね。そうしたらさ、ちゃっかりいつも以上の点数とってやんの、俺。 


俺は大学に合格した。 
父親がどっかから力を貸してくれてたんだと思う。 
センターの時期になるとこのことを思い出すよ。 

ありがとう。 


文章力なくて&長文スマソ。。。

854: おさかなくわえた名無しさん 2005/01/14 22:35:05 ID:4mJNF/JD
>>851 
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 
感動した。

855: おさかなくわえた名無しさん 2005/01/14 23:46:09 ID:/5Rdu3mj
>>853 
親の志望校じゃなくて、俺の志望校だった… 

>>854 
こんな話で感動してくれてありが㌧クス

858: おさかなくわえた名無しさん 2005/01/15 01:23:44 ID:CuTTQT9k
>>851 
涙が・・・。良かったな、親父さんもきっと草葉の陰で喜んだと思うぞ。

861: おさかなくわえた名無しさん 2005/01/15 12:06:07 ID:A8F+wK5s
>>851 
当時のあなたにとっては迷惑だったんでしょうが 
お父さんはあなたにプレッシャーをかけないように 
緊張しないようにわざとそんな冗談を言ってたんじゃないでしょうか? 
受験生には腫れ物に触るように扱う家族が多いけど 
あなたのお父さんは素敵な人だと思ういます。 
お父さんは亡くなられましたが、お母さんを大切にしてください。

引用元: (⊃д`) せつない想い出 その6 (´・ω・`)