786: 名無しさん@おーぷん 21/06/13(日)22:46:19 ID:Vh.xe.L1
ウチの親は俺が小学生の時に離婚して、それ以降は母親・俺・弟の3人で暮らしていた。
だが母親は毒親、それも微毒親で、ナチュラルに『自分の子供は自分の思い通りになって当たり前』と思っていて、イラッとする言動が多々あった。
弟はそんな母親を嫌って早くに家を出たが、俺は特に行動を起こせないまま同居を続けていた。

三十代中盤を過ぎ、
(このまま独身のまま母親の老後の面倒を見る事になるのか)
と思っていたんだが、
とうとう与えられ続けて蓄積した毒が限界を超えた。

ある時、とある簡単な、母親自身でも出来るような事を
「(俺)がやれ」
と指図された。
俺はイラッとしつつ無視したんだが、しばらく後にまた
「やれ」
と言われた。
無視してもまた同じ事になるだろうから言われた通りやったんだが、それに対し母親にダメ出しされて、とうとう
「じゃあオマエがやれや!
ごちゃごちゃ文句ばっかり垂れやがって!」

とブチ切れた。
しかし母親はいつも通り
『なぜ怒るのかわからない。なぜ自分の言う通りにしないのかわからない』
と言った顔でさらに火に油を注いでくれたが、俺は逆に冷静になった。




『家が欲しい欲しい』と言って建てて10年(ローンの支払いはもちろん俺)。
当初は母親と同じぐらいだった収入も10年経って俺は倍、母親は扶養レベル。
減った収入に応じた生活にするならともかく、浪費は変わらず。
扶養家族、健康保険、車の車検、保険、税金等どれだけ俺が負担しても『金が無い』だの言うわりに毎月のように遊びに旅行に行く始末。
あまりの酷さに電気代等公共料金の負担は拒否したら、また不満そうな顔。
(コイツと同居するメリット無いな)
そう思った瞬間、自然と口から出た
「出て行け」
一度言ってしまうと今まで我慢していたのが嘘みたいにスッキリした気分になった。

さすがに
「出て行け」
としか言わなくなった俺を見て焦ったのか、ようやく謝罪を口にするようになったものの、この母親は普段からまったく謝ることがない。
『悪い』など一切思っていないので、その場しのぎなのはまるわかりだったが、俺はひとつ母親を試してみようと思った。
「悪いと思っているなら、なんで土下座してでも許してもらおうとは思わんのや?」
そう言うと母親は土下座をしようとしたが、そこで
「せんでええわ。
言われてからする土下座に何の価値がある?」

と言うとスッと手を引いて、しようとした土下座を止めた。
俺としてはそれでも土下座して謝罪する気があるなら考え直さなくもなかったんだが、まあこんなもんだわな。

それからは顔を合わせる度にいままでの不満・怒り・ストレスをぶちまけ続け、母親は最初は言い訳しつつ謝っていたのが、そのうち逆ギレ。
開き直りと本性を表し、それでも1年以上居座っていたが、
ある日唐突に出て行った。

『出て行け』とは言ったが、当然出て行く前に公共料金の引き落とし等の手続きをするつもりだったのに、引き継ぎもしないまま。
俺の名義で母親のカードから支払っていたものが突然カードを解約されて支払いが滞り、慌てて手続きに走り回るハメになった。
跡を濁して出て行く、最後までクソな母親だった。

母親は下準備に1年以上かけただけあって行き先は確保していたようで、とある町に住んでいたようだが、
はっちゃけた弟(正直予想外)が自分の子供を母親に会わせたのをきっかけに弟の近くに移り住んだものの、結局弟相手にもやらかして絶縁され、現在は消息不明。
(弟は母親の消息を知っているのかも知れないが、弟が話さないし俺も聞く気も無いから今何をしているのか全くわからん。)

追い出して10年たったが、いまだに思い出してはムカついているのでスッキリしたくて書いてみた。



FORGET it
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